【評価経済は社会をどう変えるのか】好きなことだけで生きていける時代でどう生きる?




先日、「渋谷セカンドステージ17回 評価経済は社会はどう変えるのか」というイベントに参加してきたのでまとめ。

内容としては「VALUなどの評価経済化を後押しするサービスの登場と、その背景となるフィンテックの発展について」。
【興味はあるけど無知!】な状態で参加してまいりました。

結論、すっごくおもしろかった!
でも、(私にとっては)若干難しい内容でした。
今後もっと理解を深めたい分野であることに間違いありません!
より興味を持つきっかけとなったので感謝。

イベント登壇者の方々

イケダハヤトさん
(プロブロガー)

■中村洋基さん
(クリエイティブディレクター)

■前田裕二さん
(SHOWROOM株式会社 代表取締役社長)

■宇野常寛さん
(評論家、批評誌「
PLANETS」編集長)

【司会】堀潤さん
(ジャーナリスト、市民ニュースサイト「
8bitNews」代表)

■【スペシャルベスト】小川晃平さん
(株式会社VALU 代表取締役)

イケダハヤトさんは「まだ東京で消耗してるの?」(現、「まだ労働で消耗してるの?」)という有名なブログを運営されていて、高知県にお住い。
そのため、Skypeでの登壇と申込時は聞いていたのですが、なんとご本人登場!
「Twitterで参加できるかも!」とご本人がつぶやいていたのを見て、興奮していたのですが、本物を東京都渋谷区でみれた奇跡!に感動。

個人的には最近「人生の勝算 (NewsPicks Book)」を読んだばかりだったので、前田さんの話を生で聞けるという点もとても魅力でした。

私なりにまとめますので当日の流れとは内容が前後する可能性があります。
また、引用の言葉が、登壇者の方々が使用した言葉と完全一位はしていません。ご了承ください!

 

評価経済の流れの中で出てきた、VALUってなんなの

このイベントの内容は「VALUなどの評価経済化を後押しするサービスの登場と、その背景となるフィンテックの発展について」です。

が、そもそも「VALU」とは?
登壇者であり、VALU設計者の中村さんの言葉をもじってお伝えするとこんな感じ。

【VALUとは】
2017年5月末にスタートした新しいプラットフォーム。
簡単に言うと【認知度は高くないけど「何かしたい!」と思っている人が、資金を調達できる仕組み】となるサービスです。

そもそも「個人が株式会社みたいに資金を集められてもいいんではないか!」というところから始まっているらしい。(この時点で面白いですよね。)

株式を個人が発行できるものだとしたら、それは自分の「トレーディングカード」みたいなものになるんじゃないか?
そんなものを発行できたら面白い。自分だったら売りたい。
そして買いたい人がいるんじゃないか?
そんな発想。

元グリーのエンジニアだった小川さん(VALU代表)がビットコインにとてもハマっていて、中村さんと一緒に開発してできたのがVALU。

こちらがVALUの私のページ👉valu.is/mizuhotanaka

実は、VALUのサービスオープン後すぐに私も登録だけは完了させています。
登録したはいいけれど、使い方がいまいちわからず放置・・・。


フィードもあるのでSNSチックです。

登録するときにFacebookやTwitterのアカウントと連携する必要があり、各SNSのフォロワー数に応じて暫定の時価総額が決まります。
これを「VALU」という謎の単位で、株式のように売りに出すことができます。

売りに出したVALUを欲しい方がいると売買が成立。
ちなみに売買はすべてビットコインです。

すっごくわかりやすいVALUの詳細記事があるので、よければこちらをみてください!

自分は一円も消費していないのに、VALUを売りに出して欲しい人が買ってくれると、ビットコインとしてすぐに手元にお金が入ってくるんですね。
そして、これを日本円にすぐに変えられる。
びっくりしますよね。

株式優待のように、自分で優待の内容を考えて、VALUを買ってくれた人にインセンティブを設定することで、自分の価値をたかめることもできます。

「VALUを買うことでVALU発行者を応援できる」というのが根本的なサービスの内容です。
なので、「VALUで儲けよう!」という考え方はしないでね。投機的なものとして使わないでね。と登録時に同意をとっています。

ただ、そんなことを言っても、会社が発行する株式が「単純に会社を応援するための投資」にとどまらず、投機的な取引をされるように、VALUも投機的な観点で利用してくる人が必ず現れます。
これは仕方がないことですよね。

それで大ごとになったのがYoutuberのヒカルさん事件です。

ちなみに設計者の中村さんは「ビットコインだから流行らないだろうと思って作ったのに、思ったよりも流行ってびっくりしている」とのこと。
流行っていないとこんな騒ぎにもならないですからね。すごい。

 

誰もが投機対象から逃れられない

「投機的なものではない」と設計者の中村さんがしっかりと説明している中で、前田さんから「VALUが流行る=VALUが売買される=値上がり益欲しさでの参加者が増える」という事実があり。
でも「投機的には使われて欲しくない」という矛盾が存在しているのではないかとの問題提起が。

実際に「炎上すると(売買が活発になるので)運営側の利益が大きくなる」ようで、すごく難しい問題だなと。

そして、宇野さんが「VALUは投機目的になると予想して作られたものだ!」とすごい突っ込みを入れていらっしゃいました。
そして、「誰もが投機対象から逃れられないんだ」というご意見も。

物やサービスだけが投機対象になるのではなく、人間すらも投機対象になる時代になってきているということ。
前田さんの言葉をそのままお借りすると、「投機目的での使用」は評価経済が推し進められるうえで、そしてVALUを流行らせるうえでの「必要悪」ということになります。

 

そもそも経済とは、評価とは

議論されている「評価経済」ってなんなのというところですが、そもそも「評価経済は経済そのもの」だというのが結論です。

イベントの中で宇野さんが、堀江貴文さんがおっしゃっていた「お金持ち」の定義について説明。

お金もち=貯金の額や給与の額ではない
お金もち=自分の社会的信用に応じて金融機関がお金を貸してくれる額の平均値が高いこと

何が言いたいかというと「そもそもお金って実態がないから、信用で成り立ってるんだよ。評価されて信用があると判断されるからお金を貸してくれるんだよ。だから評価経済って経済そのものなんだよ」ということでしょうか。

評価経済って経済そのものなので、なにを今更いってるの感がある。
でも、昨今「評価経済」とあえて言っているのは、「経済のカジュアル化が起きているから」であると宇野さん。

今までも確かに信用を評価されてお金が動いていました。
でもその信頼を評価する尺度が単一的でした。

例えば

  • 金融機関でお金を借りようとすると「担保なんですか」「どこにお勤めですか」と聞かれる
  • 不動産を買おうとすると「正社員や公務員のお父さん・男の兄弟がいますか」と聞かれる

みたいな。

「大手企業」「公務員」「正社員」「男性」という軸でしか評価できていない事実!

こんなくだらない社会的信用でしか評価されない世の中を、もっと実態のある尺度で評価できる世の中に近づけませんか?(カジュアル化していこう!)という意味をこめて【評価経済】と言っているんですね。

イベントの中で「現在は評価する尺度が狭すぎて生きづらくなってきている」という意見があったのですが、かなり同意しました。
私も「大学受験失敗、大手企業1年半で退職、半年ニート、ベンチャー企業入社」と一般的にいいとされる人生からは若干離脱して生きているので。
狭すぎる尺度の中で生きていると、一般的なところから一歩はみ出してしまうだけで、苦しくなったりしますからね。

 

評価経済は新しいコネ社会

個人的にはすごいいい表現だなとおもったのがこの言葉。

評価経済=新しいコネ社会 By宇野さん

今までは評価基準が1つ(大手企業勤め、正社員、公務員みたいなもの)しかなかったから、コネの社会が狭かった。
この評価基準に基づいたコネがない人は、豊かになりづらいわけです。

ただ、評価経済が進んで、評価軸が複数出てくることによって、もちろんコネも分散します。
評価基準が複数あることで「Aという評価軸では低い評価」でも「Bという評価軸では高い評価」をもらえる時代になる。

自分が「この分野で成功したい!」と思った分野でしっかりとコネが形成できれば、誰でも豊かに生きられる。
すごいいい社会。

だからこそ、「好きなことだけして生きていけ」とみんな言っているんですね。

「豊かに生きていく」「好きなことだけして生きていく」うえで、コネの重要性が増している。
しっかりと信頼関係を築ける人が、正当に評価されて、成功する時代がすぐそこにきている!

 

VALUもまだ複数の評価軸を作れていない

複数の評価軸があることで、今までの評価では信頼をはかれていなかった人たちをしっかりと評価しよう!と立ち上がったサービスVALU。
まだまだできたばかりということもあり、弱点も。

【Valuの弱点とは?】
結局は認知度が高い人が評価されやすい状態になってしまっている。
現状、VALUはTwitterのフォロワー数が多い人が高く評価される傾向にあるらしい。

そのため、今までマスメディアで有名になり、Twitterのフォロワー数がそもそも多い人がさらに有名になることを後押ししてしまっていて、機会の均等になっていない。

「信用・信頼などを数値化して、しっかり評価に係数として組み込まないと、VALU内の流通額が増えないので、VALUが伸びていかないんじゃないか」と前田さん。

「VALUは、今までの勤務先や雇用形態などで評価している経済以外の、もう一つの世界(イベント内ではTwitter村と呼ばれていた)を作っただけにすぎない」と宇野さん。

Twitterのフォロワー数以外の評価基準を作っていくことが、VALUの課題ですね。

 

評価経済における評価軸_幅と深さ

VALUがTwitterに紐づきすぎ問題が浮上する中で、前田さんよりもう1つの問題提起。
評価経済の評価の軸は「幅」だけじゃなくて「深さ」もみていくべきで、「深さ」の部分はまだまだ、はかることができていない。

Twitterのフォロワー数は、幅(知っているか知っていないかという軸)を数値化したもので、深さ(フォロワー1人1人との信頼関係の度合い)は数値化されておらず評価に組み込まれていない、というのが問題だと。

前田さんのわかりやすい説明がこちら。

おじいちゃんと孫の関係。
おじいちゃんは自分のリソースを孫にしか使っていないから、孫からみたおじいちゃんの人間としての価値はすごく高いのに、そういった深さはまだ可視化できていない。
似たような資金調達サービスのクラウドファンディングは深さが金額で測れる部分がある(支援者が自分で支援の額を選べたりするので、支援額が大きいほど信頼関係の度合いが高いと言える)。

「深さ」をしっかり測ることができれば、もっと今は売れていないけど実力がある人が、勝ち上がっていける世界になると思っている。
なので、SHOWROOMの演者にはいつも「一人のユーザーの深さを注視するべき」と伝えている。

「1の好きを1万人からもらっている人」と「100の好きを100人からもらっている人」だと、今は前者が良いと言われてしまう。
でも、本当は後者の方が信頼関係が深くて、今後はそういった関係を築いていける人の方が強いし、そういう人がしっかりと評価される世の中にしていきたい。
「認知(幅)」だけではなく、「人気(深さ)」の部分をもっと見れるようにしていくべきだと思う。

評価するうえでの情報量の少なさ問題

「正社員・公務員・大手企業」などの評価軸以外に「SNSのフォロワー数」という評価軸が今のところ存在していることがわかりました。
ただ、それ以外に評価を数値化できるものが、あまりにも存在していないという事実。

イケハヤさん。
中国は全て情報が管理されていて、個人も与信調査をされている。
日本はまだ情報がプラットフォームに上がっていなすぎるので、評価する軸がそもそもない。
今後はもっと情報がプラットフォームに乗っていき管理されることで、他の評価軸ができていくのではないか。

まだまだ現金主義の日本では、支払い能力が高いという証明が「給与の高さ」「会社の大きさ」「雇用の安定性(雇用形態)」でしかはかれない。
これ以外で評価できるほど、情報が蓄積されていないんですね。
確かにその通り。すごい納得した。

 

評価経済を推し進めるうえで考えるべき2つのこと

評価経済を推し進めるうえで考えるべきことは2つ。

  • 信用をどのような軸で評価するべきか
  • 信用をどうやって作って行けばいいのか

「前者は議論が進んでいるようにみえるが、後者はなかなか議論されない傾向にある」と前田さんの問題提起。

例えば、VALUでは優待の内容や、フィードの更新頻度を高めることが「信用の作り方」なのかもしれない。
もっと明確に「これをやっていれば信頼されるよ」という物差しを提示してあげることができればと思っている。

2ヶ月間本気で、毎日SHOWROOMで動画配信をすれば月500万円とかだって実際にいくことがあるらしい。

それは「これをやっていれば応援されるよ」という物差しをSHOWROOMがしっかりと提示しているということです。

「信用を増やしたい」「こんなことやりたい」という燃料はあるけど、その夢を叶えるためにどうすればいいかわからない人が圧倒的に多い。
そういう人にプラットフォームを提供したい。

作り手は「どうしてこれをすると信用が高まるのか(応援されるのか)」の中身はそこまでわからなくてもいい。
物を作るまでではなく、届けるまでが制作という時代になっているけれど、届けるところまで考えられる作り手は少ない。
だから細かいところは知らなくていいから、とりあえず「これをやっていれば応援されるよ」という枠組み・物差しを提示してあげたい。


前田さんって話を聞けば聞くほど素晴らしいし、SHOWROOMってすごい。
しかも、動画配信の中で利益率1位になったらしい。

SHOWROOMのコンセプトも素晴らし上に、しっかりと事業が成功されているという。
かっこよすぎる。

 

登壇者が考える「信用の作り方」とは

最後にQ&Aの時間があり、登壇者が考える「信用の作り方」を1人1人から聞けたのでこちらにのせておきます。

*堀さん
見えない努力を公開する場があるといい。
努力がどんどん可視化されるようになるといい。

*前田さん
何者かであるための努力。
すでに何者かになっている人からのリファレンス。
どちらかだけではだめで、1つのバランスが大切。

*小川さん
前田さんがいったこと(上の言葉)を「この人は偉い人だから」とかではなく、みんなにやればいい。
毎日「どう生きるか」みたいなことを考え続けるってことなんじゃないですかね。

*中村さん
努力とか公明であることを大切にする。
テキストよりも音声、音声よりも映像、映像よりも直接会った方が信用の深を作る上では効率が良い。
その効率が悪そうに見えることの効果や効率も考えていかないといけないと思う。
何回もあっていると好きになるという効果があるわけだし。

*イケハヤさん
いろんなものをあげたりもらったりすることの回転を増やしていくといい。
それができると豊かに生きていけるようになる。
これができると生きていくのが楽になる。
お金持ちじゃなくても誰かに助けてもらって生きていけるようになる。

*宇野さん
人を僻まないこと。誰かを下げて自分をあげようとしている人は絶対に勝てない。
全ての人に評価されようとしないこと。

ちなみにイケハヤさんの言葉でとても印象的だったこと。

ゼロから100にすぐにいかないという事実は今後ますます加速していく。
コツコツつみあげていかないとだめ。
先行者優位の流れはどんどん加速していく。

結局、だれでも豊かになれる土俵が整って、実力が評価されるようになるということは、そもそもしっかりと努力しなくては報われない世の中になる、という当たり前の事実。
でも、わすれがちなこと。

 

評価経済社会でできること

イケハヤさんの話を聞いて、フィンテックってなんでこんなにすごいと言われているのか納得できた。

フィンテックは金融経済を個人が作れるようにするサービス。
(宇野さんが言う、閉ざされていた金融市場の門を開いたのがフィンテック革命。)
いずれは融資を銀行ではなく、個人もできるようになる。
そうするとわざわざ上場しなくても、上場した時のようなお金の貸し借りができるようになる。

保険のシステムなども民間の個人が作れるようになる。
そしたら本当に独立国家が作れる。
再分配の仕方などを個人で考えることができて、それがセーフティーネットになる。

メタップス佐藤さんは、「経済を選べるようになる」と言っているが、まさにその通りになると思っている。

ビットコインが流通して、自分で通貨が作れるようになると、経済圏を自分で作ることができるんですね。
それは日本国のような大きいものではないけれど、その中でしっかりと信用を勝ち取っていれば、安心して暮らすことができるようになる。

小川さん。
経済圏がたくさんできることで、こっちのコミュニティーの方がいいと思った場合、いいと判断されたコミュニティの通貨の価値の方が高くなる。
そうやってコミュニティ(経済圏)の価値も測れるようになる。
3年後にはこんな世の中になると思うし、やりたいと思う。

 

中村さん。
暗号通貨を「Suicaよりも便利な世界的な電子マネーです」と言い出した、らあっという間に広まると思う。
だから意外と3年後とかには、本当にそうなっているかもしれない。

 

宇野さん。
経済圏を作るということが本当にできる人が少なすぎる。
今は言ってしまうと、イケハヤさんやキンコン西野さんしかいない。
もっと出てきたら世の中が変わると思う 。

タイムバンクというサービスも新しくスタート。
こちらもまだまだ改善点はあると思うけれど、VALU以外のサービスがこれ以外にもどんどんうまれて、「経済が選べる時代」が推し進められていく予感がします。

堀さんが「統治する側は厄介だと思っているよね。」と言っていて、本当にその通りだとおもったけれど、「とっても面白い世の中になっていくんだな」というのが、個人的な感想です。


*まとめ*
評価経済って、善人のねずみ講みたいなシステムだな。

 

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